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特集:自伐型林業(BS11)

 6月22日(日)のテレビ番組で自伐型林業が特集され、徳島県の自伐林業家・橋本光治氏(自伐型林業推進協会理事)が登場し、出張講習による道作りの様子が放送されました。

 放送はBS11の夕方番組「ウィークリーニュースONZE」の特集。

 6月12日に開催された、自伐型林業推進協会設立記念シンポジウムで登壇した高知県四万十市の宮﨑聖さんと秋山梢さん(NPO法人土佐の森・救援隊主催の「高知県副業型自伐林家養成塾」の卒業生)をメインに、自伐型林業や、道づくりの様子、そして彼らの活動が地域活性化につながっている模様がたっぷり放送されました。
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秋山さんが林業技術を学んだのは、平成24年度に高知県から委託され、NPO法人土佐の森・救援隊が開催した第4回副業型自伐林家養成塾です。

【番組情報】
番組名:ウィークリーニュース ONZE(BS11)
日時:6月22日(日)18:00〜
特集:四万十の「林業女子」

【番組内容】
 高知県・四万十川の流域で林業を営む女性、秋山梢。学生時代に四万十川を訪ねたのがきっかけで、地域の若者とともに林業の世界へ飛び込むことに。彼女たちが取り組むのは、「自伐型」と呼ばれる林業。山中に細い道をつくり、軽トラックで木材を運ぶため、初心者でも作業できるという。年間を通して作業できる林業は、夏の観光に続く産業として、地元の期待を受けて活動を続けている。若き林業女子たちの、新しい暮らし方を追う。 コメンテーター:二木啓孝(BS11解説委員)
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[トピックス]

■「良き人たちに出会いなさい」2泊3日橋本さんの山での合宿終了!(上垣喜寛:自伐型林業推進協会事務局長)

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 徳島県の自伐林業・橋本さんご一家を訪ね、林業や経営について学ぶ合宿が無事終了しました。

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■徳島合宿(里山へ還る・先祖の山守り隊)

 合宿には、全国でつながる「里山へ還る・先祖の山守り隊」のメンバー15名と、ぜひ参加したいという外部のメンバーもあわせて計22名が集結しました。年齢層は10〜60代の幅広いメンバーとなりました。

 この合宿はトヨタ財団の「地域間連携」の助成プログラムで実現したもので、全国各地で道作りをはじめ自伐(じばつ)型林業に取り組む、または取り組もうとしている人たちとつながり、学び合いの場をもとうとするプロジェクトです・・・続きはここから

・プロジェクト名:全国の小規模林業活動の地域間連携と次世代型の中山間地域の暮らしづくり─里山に次世代の森人を

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[レポート]

■徳島合宿に参加して

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 23~25日にかけて徳島県の橋本林業へ全国の自伐林家を目指す若者が集結して合宿を行ってきました。橋本先生の山づくり、作業道の開設研修、それぞれの地域での取り組み報告など、充実した研修でした。日本の林業を変えてゆく若い人たちとの2日間。

 だめだといわれている林業ですが、ここにいた若者はみんなわくわく、山をまっすぐ見ています。環境保全と収入を両立させる方法はあります。林業はだめ、と思う方は橋本先生の山とこれからの私たちを見てほしいです。

 山のことを教えるより、人の道を教える橋本先生。「いい人に出会いなさいよ」という教えは、まず自分がいい人になりなさいよ、そうしたらいい人が来ますよ、ということ。いい人が作る山は、本当にいい山になるのだと橋本先生の山を見て感じました。(秋山梢氏FBより)
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by npo-tosanomori | 2014-06-29 18:35

自伐型林業推進協会設立総会&シンポを開催

a0051539_5532563.jpg 大震災発生、消滅自治体論や豪雨頻発による災害等により、本気で林業再生、地域再生、環境保全、土砂災害防止を考えなくては行けなくなった現在、自伐型林業がクローズアップされてきました。

 これはやはり時代の要請なのだと感じながら、運営しないといけないと思っています。

 皆さんのご協力を得ながら行きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。(中嶋健造/自伐型林業推進協会代表)

設立記念シンポジウム

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■NPO法人持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会設立総会(2014.6.12/全国町村会館・永田町)
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 1)現場に即した多様な自伐型林業の実装、
 2)普及のためのマニュアル作り、
 3)組織体制の確立、
 4)政策提言、

 を当面の目標として活動を展開したいと熱く語る中嶋理事長。


設立趣意書

自伐型林業推進協会HP

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[役員一覧]

理事
中嶋 健造(代表理事/NPO法人 土佐の森・救援隊)
鶴見 武道(副代表理事/愛媛大学)
家中 茂 (副代表理事/鳥取大学)
橋本 光治(橋本林業)
甲斐 良治(一般社団法人 農山漁村文化協会)
松村 和則(筑波大学)
四宮 成晴(NPO法人 土佐の森・救援隊)
笠松 浩樹(愛媛大学)
西岡 千史(THE JOURNAL)
上垣 喜寛(事務局長/THE JOURNAL)

監事
河村浩靖(公認会計士・税理士)

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■自伐型林業推進協会設立記念シンポジウム

・日 時 : 平成26年6月12日(木)14:30~
・場 所 : 全国町村会館 ホールA
       東京都千代田区永田町1丁目11-35

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◆自伐からひらく林業新時代(2014.6.12/全国町村会館・永田町)
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 盛況です。熱い人達が色々います。(山口勝洋氏/FBより)
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d0333343_18432370.jpg 新藤義孝・総務大臣、坂本哲志・衆院農林水産委員長、中谷元・自民党農林水産戦略調査会長、沼田正俊・林野庁長官も来られていて、自伐型林業への期待と応援を表明。

 その後のリレートークでは、清光林業株式会社、NPO吉里吉里国、気仙沼地域エネルギー開発株式会社、シマントモリモリ団・サンゴと森の救援隊、みなべ川森林組合、菊地林業から、それぞれの目標、具体の...取り組み紹介。それぞれに自伐林業を始めた背景も、歴史も、現状も、これからも違っているけど、皆、熱いし、楽しんでいる。そして、将来を活き活きと語ってらっしゃる。とてもいい。

 芳賀さん(NPO吉里吉里国)は、「津波直後、まわりを見回すと山しかなかった。助けられた生命を吉里吉里の里山に捧げようと決めた」。それから森に関わり始め、希望の薪を届けてきた。これからは、森の次世代を担う子どもたちを育て、そして、海と協働する林業としていくのだとの決意。

 シマントモリモリ団の秋山さん、宮崎さん、サンゴと森の救援隊の浜口さん、着々と挑戦し続けてる。楽しそうだなぁ。

 松本さん(みなべ川森林組合)が語る、中核森林組合と小規模森林組合の住み分け・役割分担はとても大事だと感じる。中核森林組合は大規模集約型林業としての搬出間伐に特化し、そして小規模森林組合は、皆伐、薪づくり、炭焼き、搬出間伐、椎茸栽培等からなる小規模分散型林業を複合的にやっていく。森を育て、木を使う知恵や技術が残るのは複合的小規模林業なんだな。(鎌田磨人氏/FBより)

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d0333343_2129587.jpg 自伐林業推進協会設立記念シンポジウムと、これからの自伐林業に向けての意見交換会が終了しました。

 NPO法人土佐の森・救援隊の中嶋さん、徳島の自伐林家の橋本先生、吉野林業の岡橋先生、素晴らしい先生方、これからの日本の林業をわくわくする林業に変えるメンバーです!

 シマントモリモリ団の宮崎聖さんと、土佐清水のサンゴと森の救援隊の浜口和也さんとで、「林業は誰でもできる! 若者が林業に新たな形で入っている!」と、全国にアピールできたと思います。(秋山梢氏/FBより)

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 昨夏から仕込んできた新たな組織(自伐型林業推進協会)が始動しました。林業家や学者、ジャーナリスト、自治体などが「自伐(じばつ)」というキーワードで全国から集いました。6月12日、いよいよ“林業新時代”の幕開けです。

 「100年先への恩送り」そんなタイトルの4ページ記事を書いたのは昨年の2013年1月のこと。初めて林業をテーマにした原稿でした。岩手県大槌町の吉里吉里(きりきり)で被災した元漁師などそれまでチェンソーを握ったことのない地域住民らが、「後ろを振り返ったら山があった」と山に向かい木を切...り出しました。

 「上垣くん、今は50年前に木を植えた人たちの恩をいただいて仕事ができている。今度は俺らが森をつくり、100年後の未来に恩を送る番。いいべ」自伐型林業グループ「吉里吉里国」代表の芳賀正彦さんの忘れられない言葉でした。

 すごいなぁ、自伐型林業。初めての人でもできるんだ…。なんてことを思っているうちに、いつのまにか新組織の事務局になり、その芳賀さんや、被災地の林業を強力にサポートしてきた高知の中嶋健造さん(NPO法人土佐の森・救援隊理事長)らとともに活動するようになってました。

 「持続可能な環境共生林業林業を実現する自伐型林業推進協会」の始まり始まり。老若男女みんないい顔してます。(撮影してくれたのは林業大好き写真家の高木あつ子さん)

d0333343_20584547.jpg さらに6月22日(日)18時から、その自伐型林業で活躍する女性林業家・秋山梢さんらの特集番組(BS11)を放映します。こちらはジャーナリスト業です。撮影、台本、ナレーションやっとります(正確にはこれから追い込み)。20分以上の枠なのでぜひ見てください。(自伐型林業推進協会事務局長・上垣喜寛氏FBより)

特集:自伐型林業(BS11)

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 林業で食っていくことは、そんなにむつかしくないよ。この女性(秋山梢氏)も林業2年目。自分で自分が持っている山を自分で考えながら環境保全型林業をする、このことを自伐(ジバツ)という。小規模林業が里山を復活させる!(工藤清敏氏/FBより)

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 自伐型林業推進協議会設立記念シンポジウムへ参加して

 今、林業は危機に追いやられ、TPPなどでは、農業も林業のようにするのかなどと衰退した一次産業の象徴のように扱われています

 そこへ一石を投じたのが自伐型林業です。大規模な(森林組合への)委託型皆伐林業ではなく山の手入れをしながら山を森を育てる林業です。しかも、投資も一人400万程度で始められ大切なことは「専業林業家」ではなくてもいい。年収200万~300万で良い。というものです。

 逆に、兼業林業を前提にするからこそ、中山間地域の9割近くを占める山林を生業に出来き中山間地域人口を維持できるという新しい考え方です。

 正直、私も本当に成功するなら素晴らしいモデルケースだと思います。

 現実に、地方行政を管轄する新藤総務大臣、そして、農林水産委員会の坂本委員長(元総務副大臣)そして、林野庁長官と森林行政だけでなく地域行政も応援しているというのが魅力です。

 まだまだ、研究が必要ですが、森林行政に一筋の明かりを感じます。(衆議院議員・井林たつのり氏/ブログより)

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■シンポジウムの模様/中継録画(自伐型林業推進協会事務局)

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■新聞記事から(2014年6月13日/高知新聞) 

 NPO「土佐の森・救援隊」(吾川郡いの町)が先進的に取り組んでいる「自伐型林業」の普及を目指す全国組織「自伐型林業推進協会」が発足し、東京都内で12日に設立シンポジウムを開いた。推進協の代表理事に就いた同救援隊の中嶋健造理事長は「自伐型林業を広め、林業再生、地域再生へ頑張ろう」と呼びかけた・・・続きはここから
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【写真】「『林業は儲からない』『林業は自分ではできない』という一般観念がずっとあったのではないか」設立趣旨説明をする中嶋健造(代表理事)

 「NPO法人 持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会」の設立記念シンポジウム「自伐からひらく林業新時代」が6月12日、全国町村会館(永田町)で開催され、当日は全国各地から約210名が集まりました。

 自伐(じばつ)型林業とは、限られた森林の永続管理と、その限られた森林から持続的に収入を得ていく林業で、経営や管理、施業を自ら(山林所有者や地域)おこなう自立・自営型の“普通”の林業です。自伐型林業推進協会は、そんな自伐型林業に可能性を感じた地域や、すでに取り組んでいる人びととつながりながら、推進・展開していこうと呼びかけ集まりました。

 シンポジウム当日は、当会の設立趣旨説明(中嶋健造代表理事)が行われたあと、国会議員や諸官庁からメッセージ、そして各地からの活動紹介へと続き、パネルディスカッションを行いました・・・続きはここから(自伐型林業推進協会HPより)

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[メッセージ]

 全国から自伐型林業に取り組んでいる多くの有志の方が参集して、とても心強く感じました。林業の成長産業化が唱えられ、大型の高性能林業機械を導入し、施業委託の推進による経営規模の拡大が進められていますが、日本林業の再生にはそれだけではだめだと思います。たとえ規模が小さくとも、自らの手で、自らの森林において、主体的に林業に取り組もうとする皆様の取り組みが、横の連携を取りながら全国に広がっていくとき、きっと活力ある新しい日本林業の地平線を切り開いてくれるものと篤く期待しております。(上河潔氏/日本製紙連合会) 
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      (2014年6月13日/高知新聞・夕刊) 

■土佐の山間から――始まりへの予感(家中茂氏/鳥取大学准教授)

 2013年7月8日、高知県いの町吾北、通称「633美ハウス」と呼ばれる小さな木造家屋に、20名余りの人びとが向き合っていた。

 一方に、総務大臣・新藤義隆、衆議院議員中谷元、総務省地域力創造審議官・関博之、林野庁森林利用課長・原田隆行、高知県副知事・岩城隆章、高知県林業振興・環境部長・田村壮児らが、もう一方に、NPO法人土佐の森・救援隊・中嶋健造、・・・続きはここから
<『林業新時代─「自伐」がひらく農林家の未来』第4章運動としての自伐林業─地域社会・森林生態系・過去と未来に対する「責任ある林業」へ(出版:農山漁村文化協会)より>

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[ひとくちメモ]

◆自伐型林業とは・・・

 限られた森林の永続管理と、その限られた森林から持続的に収入を得ていく林業です。森林の経営や管理、施業を自ら(山林所有者や地域)行う、自立・自営型の実に普通の林業です。収入アップのためには、木材の質の向上や、森の多目的活用を目指すため、森を良好に維持していくことは必須条件となります。故に収入をあげる施業と良好な森づくりを両立させる、地域に根ざした非常に優れた環境保全型林業といえます。(「自伐型林業推進協会設立趣意書」より)

◆自伐型林業のための必携書

『バイオマス材収入から始める副業的自伐林業』(編著:NPO法人土佐の森・救援隊理事長中嶋健造氏)は、自伐林業の解説本です。出版元は「全国林業改良普及協会」でネットで購入できます。
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◆自伐林業についての本を刊行しました(家中茂氏/理事・鳥取大学准教授)

a0051539_205093.jpg 『林業新時代─「自伐」がひらく農林家の未来」です。そのなかの、第4章「運動としての自伐林業─地域社会・森林生態系・過去と未来に対する『責任ある林業』へ」を担当執筆しました。

1 土佐の山間から――始まりへの予感
2 日本の森林の現実と研究及び政策との乖離
3 NPO法人「土佐の森・救援隊」を淵源とする「自伐林業」運動の全国への波及
4 自伐林業運動の展開
5 未来につなげる「責任ある林業」

あらまし

ボランティアの心(家中先生のモリ券体験)
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◆この本は・・・

a0051539_532107.jpg 林業政策・林業経済学を専門とされている佐藤宣子さん(九大)、興梠克久さん(筑波大)との共編著です。三人三様の視点、調査研究手法によって、自伐型林業の可能性について浮き彫りにすることができたのではないかと思います。

 そのことを汲み取って、本の編集を担当して下さった甲斐良治さん(農文協)が、『林業新時代─「自伐」がひらく農林家の未来』というタイトルをつけてくれました。

 私自身は、これまで、沖縄のサンゴ礁や離島をフィールドに、海と人とのかかわり、そして、「コモンズ」の生成について考察してきましたが、NPO法人 土佐の森・救援隊に出会ってから、急速に、森林・林業のあり方、それも、具体的な林業経営や林業施業技術に関心をもつようになりました。

 そのなかで、自伐林業の担い手に注目しながら、大槌町吉里吉里、気仙沼、遠野など、東日本大震災被災地での生業創出、あるいは、高知の仁淀川流域、四万十川流域での自伐林業へのUターン・Iターンの新規参入のようす、そして、高知県佐川町、島根県益田市の自治体政策としての推進や広島県北広島町の生物多様性戦略における位置づけについて紹介しています。

 また、土佐の森・救援隊がNPO法人設立当初から自伐林業を目指した経緯や、徳島県那賀町の橋本光治さんの永続的な林業経営や林業施業(山づくり、道づくり)について学んだことを記しました。(家中茂/FBより)

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林業新時代─「自伐」がひらく農林家の未来」(シリーズ地域の再生/第18巻)

 大規模・高投資・高性能機械で材価も環境も破壊する集約化政策を超え、小規模・低投資・小型機械で仕事をおこす。

 本体価格:2600円+税 判型:四六
 著者:佐藤宣子・興梠克久・家中茂著
 出版:農山漁村文化協会(農文協)

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[解説]

1章では佐藤が林業経済学の立場から農林業センサスで「自伐林業」の抽出を試み、「自伐林家」の政策的な位置づけを考察。また、専業的な農林家の活動を多角的に紹介することで、「自伐林家」が果たしている山村社会での役割の大きさを指摘。2、3章では同じく林業経済学の立場で興梠が「自伐林業」を林業展開の2つの道の一つとして捉えるとともに、林家グループの新たな組織化の動きに社会性の観点から注目。4章では環境社会学者の家中が、「土佐の森・救援隊」はじめ多くの「自伐林業」運動の現場に参加、うねりの動的把握に努めた。

[著者]

佐藤宣子(さとう・のりこ)
九州大学大学院農学研究院森林政策学研究室 教授

興梠克久(こうろき・かつひさ)
筑波大学生命環境系森林社会学研究室 准教授

家中 茂(やなか・しげる)
鳥取大学地域学部地域政策学科 准教授

[目次]

第1章 地域再生のための「自伐林業」論
1 「自伐林業」論の背景  
2 再生プランの論争点――山村振興と「自伐林家」の位置づけ
3 農林業センサスからみる「自伐林家」の素材生産と農業生産との関連
4 専業的な「自伐林家」が輝く山村
5 補論 林業分野での女性活動の実態と可能性――自伐林業を地域再生に繋げるために
6 まとめにかえて――「自伐林業」の可能性

第2章 再々燃する自伐林家論――自伐林家の歴史的性格と担い手としての評価
1 本章のねらい 
2 農林複合経営の特徴――持続性視点
3 低コスト林業への「二つの道」――生産性視点
4 林家経済論の展開と第3の研究視点――社会性視点
5 自伐林家は日本林業の担い手か?――静岡県における実証的研究
6 森林所有者の「責務」と「楽しみ」――高千穂森の会

第3章 自伐林家による林地残材の資源化――「土佐の森」方式・「木の駅プロジェクト」を事例に
1 研究の目的と方法
2 「土佐の森」方式・「木の駅プロジェクト」の仕組み
3 「土佐の森」方式・「木の駅プロジェクト」の類型区分と活動実態
4 「土佐の森」方式・「木の駅プロジェクト」の課題と展望

第4章 運動としての自伐林業――地域社会・森林生態系・過去と未来に対する「責任ある林業」へ
1 土佐の山間から――始まりへの予感
2 日本の森林の現実と研究及び政策との乖離
3 NPO法人「土佐の森・救援隊」を淵源とする「自伐林業」運動の全国への波及
4 自伐林業運動の展開
5 未来につなげる「責任ある林業」

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[参考]

■シリーズ地域の再生(全21巻)発刊にあたって(農文協)
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 基本理念―地域に生き、地域を担い、地域をつくる人びとのための実践の書

 今、私たちの行く手には暗雲が立ち込めているように見えます。

 私たちは、「近代」の行き詰まりともいえるこの危機を、根本的に解決する主体は国家や国際機関ではなく“地域”だと考えています。

 都市に先んじてグローバリズムと新自由主義に翻弄された農山漁村は、すでに元気と自信を取り戻しつつあります。その元気と自身は、近代化=画一化の 方向ではなく、地域ごとに異なる自然と人間の共同性、持続的な生き方、自然と結んだ生活感覚、生活文化、生産技術、知恵や伝承などを見直すことによっても たらされたものです。

 また、近代的“所有”や“業種”の壁を乗り越えた、流域連携や農商工連携による新しい仕事おこしも始まり、それを支援する官民の動きも活発になって きました。農山漁村における地域再生の芽が意味するものを学ぶことで、都市における地域も再生への手がかりをつかむことができるのではないでしょうか。

 人びとがそれぞれの場所で、それぞれの共同的な世界としての“地域”をつくる――私たちは、そこに希望を見出しています。

 危機と希望が混在する現在、地域に生き、地域を担い、地域をつくる人びとのための実践の書――地域再生の拠りどころとなるシリーズをめざします。
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by npo-tosanomori | 2014-06-13 20:44